酒・鍋島ストーリー

鍋島鍋島
鍋島鍋島
鍋島鍋島

愛山純米吟醸

酒・鍋島ストーリー 第2話

「愛山純米吟醸」発売いたしました。

この度、久しぶりに「愛山 純米吟醸」を発売いたします。(数量限定の発売になります)
ラベルもリニューアルしました。今までのラベルデザインを引き継ぎながら、四代目が作成いたしました。
弊社では、愛山で醸造する商品は純米大吟醸(40%)の芳醇で香り豊かな酒質と日本酒度が+2から3のクラッシックタイプの純米酒(60%)があります。
今回の純米吟醸は精米歩合50%で日本酒−4から−6と甘めにし、アルコール度数を15度にし軽めの酒質を目指しました。

皆様にお楽しみいただけましたら幸甚に存じます。

※弊社の鍋島はネット販売も弊社からの直接の小売りもしておらず、各特約店様からの販売のみとなっております。公式ホームページに「特約店様」を掲載させていただいておりますので宜しくお願いいたします。

鍋島純米吟醸 隠し酒

酒・鍋島ストーリー 第1話

鍋島 隠し酒(通称 裏鍋島)

最初に商品化したのは約20年前。

純米吟醸の荒走り(最初に出てくるおりが絡んだお酒)と攻め(圧をかけて最後に出てくるお酒)を1ヶ月ほど集め商品化しました。元々、この寄せ集めは泉錦(鍋島以前の銘柄)の普通酒にブレンドしていました。しかし、栃木の特約店様より、それは勿体ないから、商品化したらというご助言を頂き、どのような商品として販売するかを考えました。

純米吟醸として売るには通常の鍋島の商品と違い、寄せ集めなので集めるのに時間がかかり、品質も通常の純米吟醸より熟成が進む為、表示の純米吟醸を吟醸造りとしました。ラベルもお殿様の名前を鏡文字にするのも正直ためらいがありましたが、鍋島の文字を鏡文字にする事に決めました。また当初はラベル右肩に吟醸造り左端に隠し酒としました。この鏡文字の日本酒のラベルの商品は今ではよく見られるようになりましたが、富久千代酒造の『鍋島 隠し酒』が最初になります。

これは、鍋島隠し酒 裏鍋島のヒットにより東京の特約店様が島根の蔵元様や山形の蔵元様に鏡文字の商品を作る様お願いし、そこから次々と他の蔵元様からの商品も世に出始めました。

当初はラベルをコピー機で紫の紙に黒で印刷した手作りのラベルを使用しておりました。鍋島の文字も鏡文字にしますので、色も通常の鍋島純米吟醸山田錦の紫の文字を台紙の色にして台紙の黒を文字にするというデザインにいたしました。その後プリントごっこで印刷している時期もありました。数も少ないので、お手頃価格にし、正規特約店様が、日頃鍋島をご愛顧頂いてる消費者の皆様に店の裏からそっと出して特別におすすめする商品とさせて頂いておりました。

発売当初から有難い事に人気があり追加のご注文を頂いていましたが、商品の特性上、数量を増やすことが出来ません。その後弊社では隠し酒といえど、鍋島の商品の品質向上、お客様様の期待に応えるべく荒走りと攻めだけのブレンドではなく、通常の純米吟醸をブレンドするようになりました。ある年は大吟醸だけのブレンドを販売した年もございました。

ここ約10年ほど前より通常の純米吟醸を4種類以上ブレンドし隠し酒にもフレッシュさが少しでも表現できるよう試みております。年に3回出荷していますが、それぞれにブレンド割合を変えています。

2022年より1回目の1月の出荷分は今まで通り生酒で出荷しておりますが、2回目と3回目の出荷からは火入れの隠し酒に変えております。(以降も1回目のみが生酒になる予定です)これは生酒にも関わらず長期保存する方が増えた為、商品の品質安定のため、火入れにする事に決めました。